樋口強の楽屋での表情やテレビ撮影風景やスタッフの本音など楽しく笑える裏話を、いつもそばにいるスタッフの鋭い目線で書き綴ります!
スタッフブログ 七転八笑
ブログ一覧
◇新しい写真
11月22日の東北地方、北関東地方における震度5弱の地震と津波、心よりお見舞い申し上げます。
ますますお元気に活躍して頂きたいカメラマンさんです!
夢は大きく。
大きな夢も、やがて予定になり、現実になり得ます。
楽しみです!
*************************************************************
最後に「とっておきの楽屋ばなし」を蔵出ししましょう。
独演会の出番前。樋口師匠の楽屋はいつも緊張感が漂います。
今年はそれが特に強く、誰も近づかない。
少し開いた楽屋のドア越しに、内田さんのカメラがその表情をとらえた。
それが、このショット。
これから高座にかけるネタおろしへの「緊張感」。
高座に上がれば一人きりという「孤独感」。
直前に負傷した右足への「不安感」。
独りっきりの楽屋でしか見せないこの厳しい表情。
ところが、出囃子とともに高座に上がった樋口師匠は、客席をぐいぐいと「樋口ワールド」に引っ張り込んでいく。今年の「いのちの落語-いなほ3号」は45分間。袖では「足がつぶれるよぅ」とスタッフが呟く。客席の大爆笑と爽やかな涙を誘って駆け抜けた。今回、入れ替えた華やかな写真たちのウラに、楽屋の一瞬を切り取ったこの一枚がある。私はこの写真が一番気に入っている。写真家内田雅子氏のベストショットに推したい。私のとっておきの一枚です。
捕まえてごらん(キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン)
レオナルド・デカプリオ主演のスピルバーグ監督作品『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』という映画をずいぶん前に観て、おもしろかったです。実在の詐欺師のお話で、いろんな人になりすまし、いろんな人をだましていました。その手口が、「ファーストネーム」を呼んで、女性を安心させ、惹きつけて親しくなり、騙す、というもの。
「こんにちは」 と言われるより 「○○さん、こんにちは」と言われたほうが、なんとなく気分がよいですよね。その○○さんを、苗字でなく、名前のほうにする、というわけです。
大人になると、身内以外にファーストネームで呼ばれることが確実に少なくなりますが、自分の名前にはみんな愛着がありますから、特に人生の折り返し点を過ぎたあたりのお年頃の女性は、名前を呼ばれて嬉しくなってるとこにうまいこと言われたりしたら、コロッと……だまされないよう、注意しましょう。
捕まえられるものなら、捕まえてごらん、というこの映画の題名を、なぜ思い出したかというと、先日急な坂道の上のほうでスマホを落としたら、見事にするすると滑っていき、きゃー、と追いかけても決してつかまらなかったからです。坂の下でやっと拾い上げたときには時すでに遅し。さすがの日本製機種も、液晶が反応しなくなり、ショップに入院してしまいました。
さらに思い出したのが、昔々のインベーダーゲームです。忘れもしない1978年、喫茶店のテーブルというテーブルが、すべてインベーダーゲームに変わったことを覚えていらっしゃいますか?
ブッコ、ブッコ、キュンキュン、ブバー!(ゆっくりやってくるインベーダーを打って落とす音)が、そこらじゅうに響いていました。
生まれて初めて、そのゲームをした時に、あっという間に全滅する私に、見かねた喫茶店のマスターは言いました。「追うな!迎え撃て!」
なんとなく、人生を教わった気がしました……。
「人生下り坂最高!」と叫んでいるのは自転車で旅する火野正平さん。私のスマホもそんな気持ちだったかもしれません。
ともあれ、坂道や段差や、平坦な道でさえ、お互い転ばないよう、気をつけて過ごしましょう。
冬の桜
札幌の時計台
樋口強師匠から、講演のおみやげ画像をいただきました。
北海道・札幌市時計台ですね。正式名称は「旧札幌農学校演武場」というのだそうです。
札幌の象徴のようなこの時計台、訪れたことのある方も多いのではないでしょうか?
私も数年前に一度行ったことがあります!とっても素敵でした。中も見学できます。クラーク博士(先生)や新渡戸稲造・内村鑑三(学生)など、おなじみの名前がいろいろあって、
ところで、ある教育学の先生からきいたことには、「学校(校舎)の絵を描いて」というと、ほとんどの人が、丸い時計を真ん中に描くそうです。確かに!そういうイメージがあります。自分の通っていた小学校にも大きな時計がありました。今はどうでしょう?校舎のデザインも多様化されて、必ずしも時計があるとも限らないような。。。
いずれにしても、ずっと時を刻み続け、町を見守っている時計台、趣きがありますね。
11月になりました。よい時間が積み重なりますように。
第16回いのちの落語独演会 裏話(2)
季節はずれの暑さに驚いたり、朝晩思いのほか寒かったり、気候が定まりませんがお変わりありませんか。
ブログのアーカイブとして、年月別とカテゴリー別の目次を設定してみました。ページの右側(スマホでご覧下さっている方は文末)に表示されていると思います。更新少ないですねえ(汗)……。申し訳ありません。にもかかわらず、いつもお付き合いいただき有難うございます。
さて、一年に一度の「いのちの落語独演会」には、15人のスタッフがいて、そのうち下座の5人衆を前回ご紹介しました。そして、あとの10人は、いつも会場で皆様をお迎えしている面々です。多くは、昔、客席に座っていた人たちです。元気になってこちら側からお迎えしています。
樋口強師匠の噺にいつも出てきますが、「生きている人がいる」ということは、本当に大きな支えになります。経験者は語る。これが一番嬉しいのが、がんという病気かもしれません。100人100様ではありますが、「仲間」はありがたいものですね。心配なことなどあったら、どんどん頼っちゃいましょう!
受付には、二組のご夫妻がいます。
片倉さんご夫妻と、堀さんご夫妻です。この四人のことは、前に新聞の取材を受けられたときに、このブログにも書かせて頂きました。思い出してくださいね。今年もそれぞれ元気に集まれて、本当に本当に、嬉しかったです。
いのちの落語独演会~仲間の記事
最年少のYちゃんは、スタッフ仲間のアイドルです。お母様と毎年、会場に来ていらっしゃいました。その時、誰もが思っていたのです。お母様が病気で、お嬢さんが付き添い、だと。。。でも、そうではなくて、Yちゃんご自身ががんと闘っていたのです。「わたし、この会に行きたい!」。Yちゃん自身がそういったのだそうです。わざわざ名古屋からの参加。その後、客席を卒業してスタッフとなりました。元気になってよかったですね、Yちゃん!
その他、樋口師匠の会社時代を知る面々。みんな、「いのちの落語独演会」になくてはならないお顔です。特に今回、会場での書籍販売、完売御礼でございました。昨年から書籍販売を担当しているのは、師匠の元部下のお二人です。お買い上げくださいました皆様、ありがとうございました。
そして、「皆様の声」担当の美人コンビ。二人ともすらっとして、素敵なんですよね~。一人は何を隠そう、私の親友なのですが、1985年度の某社テニス部の女子チャンピオン!おっとりして優しい彼女のどこにこの力が?と思うほどの腕前でした。ご主人はボート競技の世界では有名な方です。(オリンピックのボート競技会場、気になりますねえ。。。)
もう一人、私は最初お会いした時に、モデルさんかと思ってしまったのですが、素敵な方がいます。なんと、河内家るぱんさんの恋女房です。主宰の加代子夫人とお誕生日が一緒で、毎年合同のお誕生会をなさるそうです。いいですね!
人生いろいろ。スタッフもいろいろいろいろ。
それぞれに、いろんなことを抱えていると思います。でも、一年に一度、深川で会って、阿吽の呼吸で準備をして、皆様をお迎えした後は、交代でプログラムを楽しませて頂いて、笑って元気と勇気を頂いています。あの空間をご一緒できることは、大きな喜び。また来年も深川でお会いしましょう。
【おまけ】毎年恒例、会場前の通りでの「かかしコンテスト」 にて。映画ミニオンズのキャラクターですよね。なかなかいい笑顔。でも、ずっと見てると、どなたかに似ているような気がしてきます・・・