◇父と向き合う

24日は立春。おだやかで暖かい一日でした。立春から春分までに風速8m以上で最初に吹く強い南風を春一番というそうです。梅一輪、春立ちぬ、春うらら、小春日和・・・。日本には季節を先取りするたくさんの言葉や表現があって、日本人てすごいなぁ、とうれしくなります。お変わりありませんか。 

91歳になる父が手術や合併症などで深刻な入院治療が長引き、妻と交替で姫路通いが続いています。 

合間を見て久しぶりに姫路城まで散歩してきました。小学生の頃には毎年桜の季節に写生をしたこのお城は、平成の大修理で天守が真っ白になりました。冬の青空に映えて一層美しく輝いて見えます。55年前を思い出したひとときでした。 

父とも久しぶりにゆっくりと向き合った。一人息子を自分の手元にしばらずに「世界を相手に思い切り仕事をしてこい」と、私を東京へ送り出してくれた父。肺炎の高熱に浮かされながら、「帰ってきたのか」と一言だけ。病状が落ち着いたので、今朝病室を出ようとすると、小さな声で何かを言っている。

「なに?」と問いかけると、父が一言だけ言った。
「風邪ひくなよ」。(小風)

 

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